[対象バージョン]

Delphi 3.0J

[説明]

これはIMEがいくつかインストールされている(ATOKとMSIMEとか)マシンで有効なプロパティで、エディットボックスなどの IME を切り
替えることが可能になります。

このプロパティは Delphi2.0Jにはついていません。C++Builderにはありまして、デフォルトは開発時のIME名です。Delphi3ではデフォルトは空白です。

使用できないIMEを指定しても,アプリケーションの起動時に選択してある IME が自動的に採用されます。この時例外は生成されません。

[対処法]

現在使用可能な IME名を実行時に取得するには Screen オブジェクトの Imes ( TStrings型 )プロパティを使用します。

[サンプルソース]

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
    ix : integer;
begin
    if Screen.imes.Count > 0 then
    begin
        for ix := 0 to Screen.imes.Count - 1 do
        begin
            //使用可能なすべての IME名をリストボックスに表示
            ListBox1.Items.Add ( Screen.imes[ix] );
        end;
        //適用
        Edit1.imeName:=ListBox1.Items[0];
    end;
end;

 

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