サンプルコンポは気楽に修正して使えるようになっていましたが、パッケー
ジ化されてやや複雑になっています。また、コンパイルしようとすると、い
くつかのファイルが見つからず、なかなか最後まで行けません。ここでは１
例を示し、もし、ほかに簡単なやり方があればオーバーライトしてもらおう
と思います。

　(1) サンプルコンポを(*s)とします。適当なプロジェクトファイルのプロ
ジェクトマネージャでこれを「追加」します。ここで、ディフォルトのパス、

  G:\Program Files\Borland\Delphi 3\Source\SAMPLES

（ドライブ以下途中までは、インストール環境により違います）が長すぎて、
環境オプションのライブラリーパスに入りきれないかもしれません。そのと
きは、通っているパスに(*s)をコピーして下さい。いずれにしても、ライブ
ラリーパスにコンポのパス(*p)を追加しておきます。

　(2) (*s)を修正し、ファイル(F)を、全て保存(V)し、プロジェクトをコンパイ
ルします。

　(3) D2 の ..\lib から、SampReg.pas および SampReg.dcr を、D3 の ..
\lib にコピーします。D2 持っていない方は、D1 のでもかまいません。
SampReg.pas の２箇所を[例]のように訂正します。

　(4) SampReg.dcr をイメージエディタで読み込み、SampReg.res と、別名
保存して下さい。

　(5) IDE のファイル(F)-開く(O) で、\bin\dclsmp30.dcl を開き、「内容」
（タブ）が、

  SampReg
  SmpConst

となっており、「必須」（タブ）で、vclsmp30 をダブルクリックして、
\Windows95\system\vclsmp30.dpl というパッケージパス名で、(*s) ユニッ
トのパスが (*p) になっているのを確かめます。このウィンドウは閉じます。

　(6) 上の(5)の、パッケージ dclsmp30.dcl のウインドウをアクティブにし
て、IDE-ファイル(F)-名前を付けて保存(A) で、dclsmp30.dpk で保存します。

　(7) すると、パッケージのウインドウタイトルが dclsmp30.dpk に変わり、
コンパイル〜オプションまでのボタンが Enabled になります。そうならない
ときはこのウインドウを一旦閉じ、IDE-コンホ゜ーネント(C)-ハ゜ッケーシ゛のインストール(P)で、

  [X] Delphi Sample Components

 を反転させ、「編集」して下さい。同じウインドーが出てきます。

　(8) 「内容」の SmpConst は「削除」します。コンパイルして下さい。
警告：ユニット LibConst は暗黙のうちにパッケージdclsmp30に組み込まれた
が出ますが無視します。

　これでようやく、修正コンポがパレット上に出てきます。

{SampReg.pas 修正例}

（..略..）

{$R *.RES}          {<== ここと}

procedure Register;
begin
  RegisterComponents('Samples', [TGauge, TColorGrid,
                     {~~~~~~~~~ここ}
（..以下略..）

ここにあるドキュメントは NIFTY SERVEの Delphi Users' Forum FDELPHIに寄せられる質問の中から、よくある質問への回答を FDELPHIのメンバーがまとめたものです。　したがって、これらの回答はボーランド株式会社がサポートする公式のものではなく、掲示されている内容についての問い合わせは受けられない場合があります。