この発言に対し以下のコメントが寄せられています

#00082　龍平            さん　RE:浮動小数点の誤差の話

#00786　裏目小僧        さん　多角形の内と外の判定




nifty:FDELPHI/MES/06/12800 の話題に対する、答案でもあります。



 与えられた点Ｐが、三角形ＡＢＣの中にあるか外にあるかを判定します。

uses windows;

function getDistance(A,B:TPoint;P:TPoint):double;
{ＡＢをとおる直線とＰとの距離を符号付きで求める}
var
  ABX,ABY:integer;
begin
  ABX := A.x -B.x;//点Ａと点Ｂのｘ座標の差
  ABY := A.y -B.y;//点Ａと点Ｂのｙ座標の差
  result := (ABY*P.x-ABX*P.y+ABX*A.y-ABY*A.x)
             /sqrt(sqr(ABX)+sqr(ABY));
end;

function isSameSide(A,B:TPoint;C,D:TPoint):Boolean;
{ＡＢをとおる直線に対して、ＣとＤが同じ側にあればtrue
  反対側にあればfalseをかえす}
begin
  result := ((getDistance(A,B,C)*getDistance(A,B,D)) >= 0);//＊１＊
end;

function InDelta(A,B,C:TPoint;P:TPoint):Boolean;
{三角形ＡＢＣの中にＰがあればtrueをかえす}
begin
  result :=
    ( (isSameSide(A,B,C,P))
     and(isSameSide(B,C,A,P))
       and(isSameSide(C,A,B,P)) );
end;

＊１＊ ここの不等号を > にすると、線の上は外とみなすようになります。
       現行では、線上は中とみなします。

 わかりやすくするために、ABCが三角形でない(どれか二点が一致する)ときなどの
処置は省いてあります。

理論は、nifty:FDELPHI/MES/06/12812 のkiimaさんの
｜Ａ案：
｜  １．３角形ＡＢＣの辺ＡＢを延長した直線を算出
｜  ２．１の直線に対し、点Ｐが頂点Ｃと同じ側（線上を含む）に有るか判断
｜  ３．３辺に対し１〜２の処理をし、２がすべて真ならば点Ｐは３角形の内点

 です

                            97/10/22(Wed) 05:08am
                                             CQK00014 Dia

Original document by Dia             氏 ID:(CQK00014)

ここにあるドキュメントは NIFTY SERVEの Delphi Users' Forum の16番会議室「玉石混淆みんなで作るSample蔵」に投稿されたサンプルです。これらのサンプルはボーランド株式会社がサポートする公式のものではありません。また、必ずしも動作が検証されているものではありません。これらのサンプルを使用したことに起因するいかなる損害も投稿者、およびフォーラムスタッフはその責めを負いません。使用者のリスクの範疇でご使用下さい。