Top Delphi OpenSource はじめに・ライセンス等

 
【このページについて】
このページでは私が作ったDelphiライブラリのソースコードを公開しています。

【Delphiについて】
このDelphiは、Windowsアプリケーションをつくる上で非常に高い生産性をもたらしてくれます。 わたしたちプログラマの強い味方であり、強力な道具として活躍する開発ツールです。

あるプログラムを作成する為の時間は他の言語に比べると非常に短い時間で作成出来ます。 プログラムを作成するための時間が同じであれば他の言語、他のライブラリに比べると質の高いプログラムを生み出す事ができます。

どの言語と比べて、どの面で優れているのかという議論はいろいろありますが、Windowsクライアントアプリケーション、通常のWindowsプログラム作成においては現在もその優位性はかなり高いものです。

そもそも、Windowsクライアントアプリケーションを作りたい場合には選択肢あまりありません。現在(2007/08/02時点)では、ライブラリという観点でみると
VC++でのMFC
.NET(C#&VB.NET)
VCL(Delphi&C++Builder)
この三択に絞られると言えるでしょう。

Microsoftの.NETframeworkが登場する以前は、高い生産性をもたらす点でDelphiの右にでるものはありませんでした。 現在ではC#とVB.NET、が生産効率が高くなってきて、Delphiと同等になってきています。 ただし、作成できるプログラムが.NETframeworkが必須なアプリケーションになってしまいます。 .NETframework上のプログラムは起動が少し遅いという噂もききます。

Delphiでは、通常のプログラム(Win32アプリケーションと呼ばれる)と、.NETのプログラムの作成、両方に対応していますが、
Delphiユーザーがほとんど.NETのクライアントアプリケーション開発には魅力を感じず見向きをしなかった(私もそうです)という経緯があり、 最新Versionではあまり.NETには力を入れなくなってきています。(D2007時点)

ですので、.NETとは関係ないアプリケーションを作成する場合、生産効率を考慮するとVCLを使っているDelphiを選択するというのはよい選択です。 Delphiを使う人がDelphiを魅力に感じている理由の多くはそこにあるでしょう。

わたしはDelphiを強力なWin32アプリケーション作成ツールとしてDelphiを使っていっています。 この面ではDelphiは相当長い歴史を持っています。 高い生産性をもたらす安定した開発環境を提供してくれます。


【ソース公開する趣旨】
というわけで、そんなDelphiのライブラリを公開する事によって、どこかの誰かがある問題にぶつかった時に、このソースコードを利用することで面倒なことをしらなくても解決することが出来る。そのような役立ち方をして、よりDelphiでのプログラミングの生産効率を高める事ができたらいいなという思いからソースを公開しています。

私は世界最高の技術を持っているわけでもないので、人によっては稚拙に思える実装部分もあるでしょうし、すべてを自信をもって提供できているとも思っていません、自分でも「実装が古いな。改善したいな」と思える部分もあります。

ただ、人によっては、「あ、これ便利だな」 と思える機能はたくさん存在しているはずです。便利な機能があっても、見つけ出す方が難しいくらいかもしれません。

参照しやすいようにZIPに圧縮したりはせずに閲覧出来る形で掲載しました。わたし自身の都合でもありますが、誰かに掲示板で質問されたときに、ここの中の関数をURLで指し示しやすくしています。


また、あまり無いことだとは思いますが、公開することで誰かがよりよく改造してくれて、よいソースコードに成長していってくれるかもしれない。我が子ではないですが、自分の生み出したものを旅にださせたい、そんな感情も含まれています。「がんばって、役に立ってこい!」と言いたいところです。

わたしにとってはこのライブラリは 自作であり、悪い所もいい所も含めて実装をよく理解していて、改造もすぐにできるからという理由があり重宝しています。このライブラリがあるから、Delphiを使い続けている感じもします。

どこかで誰かの役に立ってくれることを願ってます。 そして、更にDelphiを便利に使っていってくれたらうれしいです。


【作成する時に思っていたこと】
わたしはその場限りで使い捨てのプログラムではなく、自分の為に、自分が将来楽をするために役に立つようにコードをライブラリ化してプログラムを組んできました。

仕事では、Delphiに限らず人が作ったその場限りで使い捨てのプログラムを修正してた事もあり、非常に技術力のなさ、将来性のなさに、嘆いていた頃もありました。逆に他の言語で技術力不足で自分が生み出したコードがその場限りで使い捨てのプログラムになってしまった事もあります。

その反動なのか、自分が好きな言語で作っていくライブラリは、そうはならないように常日頃から心がけるようになりました。将来の再利用することを考えて先をしっかり見据えてコードを書く事が本当の効率よさにつながると思います。

【ライセンス】

ライセンスという概念は考えなくていいです。単なるオープンソースとします。BSDライセンスでもなくGPLライセンスでもなく著作権表示もいらず、商用コードでも何でも組み込めて、あなたが何もかも自由に使えるオープンソースです。

[オープンソースWikipedia参照]リンク先には次のように記載されていました。『日本においては「オープン」「ソース」という語感から受ける印象が一人歩きしたためか、ソースコードが無償で公開されていることを基本とした様々な定義(のライセンス)に「オープンソース」という表現が使われている、またはそのように判断されている場合が多い。』と書かれています。私も単にソースコードを無償で公開してるということです。

ここのソースコードを利用していて、どんな記事にでもどんなプログラムにでもどんなWebページにでもどんな教育資料にでも自由に使ってください。何かの役に立てば幸いです。 そのときに著作権表示も引用元表示も必要ありません。(もちろん表示してくれたらうれしいです)



【利用したら】
何か役に立った時には、私に心の中で感謝してください。(;´▽`A``
さらに心の外で、感謝の気持ちを表してわたしにメールを送ってくれたり、ご自分のBlogで紹介してくれたり、Delphiのホームページを作成して紹介してくれたりするのは、大歓迎です。

【守りましょう】

さすがに次の事は、守って欲しいのです。
ここのソースコードを使って、
作成者(=わたし)を傷つける行為。 作成者が不利益になる行為。作成者の自由を妨げる行為。はやめてください。
他人を傷つける行為。 はやめてください。
法令違反、法律違反または違反の可能性のある行為。はやめてください。

何が傷つける行為か、何が不利益か、何が違反の可能性があるか、という定義は主観によりますが、利用するあなたがそう思う時に利用するのはやめてください。悪事に使われるのは寝覚めが悪いのです。


では、あとはご自由に、ご利用ください。


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